防災の関連情報
防災(ぼうさい)とは、災害を未然に防ぐために行われる取り組み。災害を未然に防ぐ被害抑止のみを指す場合もあれば、被害の拡大を防ぐ被害軽減や、被災からの復旧まで含める場合もある。災害の概念は広いので、自然災害のみならず、人為的災害への対応も含めることがある。
類義語として、防災が被害抑止のみを指す場合に区別される減災、防災よりやや広い概念である危機管理、災害からの回復を指す復興などがある。
※テキストはWikipedia より引用しています。
地震や火災といった災害が起こると、ライフラインが遮断され建物内に電気が来なくなることがあります。昼間ならまだしも、夜間時の災害では明かりも全くなくなり、周囲を確認し非常口を見つけ出すのも困難です。そうした状況に備えて用意しておきたいのが、蓄光シートを活用した誘導板です。蓄光シートとは、明るさを蓄えることができる素材を使ったシートのことです。夜行性の物質を練り込むことで作られており、太陽や電気の光を貯めこんで暗くなった時に発光してその存在を周囲に知らしめることができます。十分に光を貯めこんだ状態なら30分から1時間は発光することが可能で、停電時にも避難経路への誘導を効果的に行なってくれます。蓄光シートを選ぶ際には、どれぐらいの明るさを実現できるかを重視します。明るさが弱い場合にはいざという時に役立たないためで、サンプルを確認し目的にあった明るさがあるものを選びます。使われている素材の安全性についても確認しておくべきです。蓄光素材の中には放射性物質を配合したものもあるためで、製造元に人体への影響がないか問い合わせるようにするとよいでしょう。火災時のことを考えると、耐熱性を持っているかどうかも重要な要素です。性能の良いものであれば80度程度の熱に耐えることができるので、これを目安に選ぶようにします。燃えにくい素材を使ったものであれば、なお安心です。難燃性の素材が使われていれば、火災による炎が着火しても有毒ガスなどによる被害を防げるからです。貼り付ける場所によって、蓄光シートの厚さも検討します。床に貼り付けるシートに厚みがある場合、歩行者がつまずく恐れがあるからです。床に使うなら薄めのシートを、壁面に貼り付けるなら厚手のシートを選択します。単純に矢印の形状に切り出して使用するのもいいのですが、建物の構造や避難経路を図示しておくと避難者に役立つ情報を提供できます。業者に依頼して、蓄光シートに図案をプリントしてもらうことでこうした仕様を実現できます。